山﨑達枝 災害看護と私 Disaster Nursing

富山大学 合同卒業式・修了式 学位記授与式・交付式(2018)

富山市総合体育館 平成30年3月23日(金)午前10より

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やっと私はこの場に出席することが出来ました

博士修了を目指していたとき、不安もあり、もう諦めようと思ったことがありました。

私はその時に、「今更、この年齢で博士を取得してどうするの? 私、博士とは足の裏の米粒のように感じられます。」とこの言葉を、私より若い看護大学の友人(教員、教員では私より大先輩)につぶやきました。

なんと“叱咤激励されました”(念のために大声で厳しい言葉で叱られたわけではありません)。

「山﨑さんには足の裏の米粒かもしれないけど、でもそれは勝手な言い方ですよね。これまでに多くの方々がこの研究に協力してくださったのではないですか。その方々に対してはどうしますか?

まとめて論文にされるようにと、山﨑さんに協力してきたのではないですか! そして、博士になれるように指導された方にも、そのような気持ちでは失礼ではないですか」とはっきりと言われました。

なんと彼女は1月の寒い日にわざわざ私の勤務先の大学(東京医科大学医学部看護学科 新宿区新宿)の研究室まで来て下さったのです。

その厳しい優しい気持ちの言葉を受け、それから私は前向きになりました。有難うございました。感謝しております。

私用に指定された椅子です

この博士課程学位記授与に、なんと私が代表で頂くことになりました。

代表で受け取ることは、成績がよかったから?

いいえ、いいえ、ここで誤解されないように、はっきりとお伝えします。それは「年齢が一番高かったから」だと思います。担当の方がご配慮してくださったことだと思います。

でもどのような理由があるにせよ「とても嬉しかったです、人生の思い出にのこる記念」となりました。有難うございました。

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式次第から、大学院博士課程の学位記授与は最後となり、司会者より私の名前が呼ばれました。名前を呼ばれたときはとっても嬉しかったです
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緊張しながらつまずかない様にと階段を上がりました
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大学各部代表者に一礼
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学位記を読み上げる 富山大学長 遠藤 俊郎氏
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富山大学長より学位記を拝受する瞬間
ありがとうございました
この学位記を頂くために私は何年通ったのでしょうか?
重い学位記です。
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沢山の方々に見守られている…
コケないようにと思いながら階段を降りました。

ウガンダの子どもたちKayiira GeoffreyとVialey Lutaayはとても頑張りました。日本のお母さん私も頑張りましたよ。

2人の卒業式の間に、私は富山大学博士課程の修了式に出席しました。

この場に出席できるように導いてくださいました、諸先生、友人、アンケートにご協力をいただきました多くの皆様等々、本当に有難うございました。

学位記を学部長から頂く

午後から、各部学部に戻り一人ひとり学位記を学部長から頂くことになりました。

医学部は杉谷キャンパス(富山大学付属病院内)に戻り、医学部長北島 勲氏より受けとりました。

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奥寺 敬指導教授
教授研究室で

お世話になりまして本当に有難うございました。

奥寺教授は、私が学位記をもって訪ねてくることを楽しみに待っていてくださいました。この日が来るまでには永い年月がかかりました。

ご指導をくださいまして有難うございました。心よりお礼を申し上げます。感謝の気持ちでいっぱいです。

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救命センター前で
若杉 雅浩先生 お世話になりましてありがとうございました

先生が「本当に大変だったね」と一言。先生の素直なお気持ちだと思います。

何よりも、先生が何かとご苦労されたのかもしれません。感謝の気持ちでいっぱいです。

娘と共に

本日の写真撮影は、娘のめぐみです。父兄(?)として1日付き添ってくださいました。

朝5時には洗足駅で待ち合わせし新幹線で富山へ。小雨の降るとても寒い1日でした。なんとか無事に終了し富山駅で乾杯…と美味しいと評判のお寿司屋さんに入り、さて日本酒で…娘と母子水入らずで“かんぱーーい”とできることを楽しみにしてました。

「日本酒の立山をお願いします」
「お酒は置いてません」
「それでは、ビールでお願いします」
「うちはアルコールは一切置いてません」
そうですか、残念…。

視線を逸らしたら、壁に「アルコールとたばこは遠慮願います」と張り紙がありました…。

白身の王様ノドグロ、大トロに中トロ、ホタルイカ等々。お寿司は美味しいかったので、良い思い出となりました。

大好きなめぐみさん、今日1日付き添い・カメラマン大役ありがとう!

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富山の桜はまだでしたが、地元の東京は満開でした(目黒川の夜桜)
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目黒川の桜 (3月26日)

最後に

午前中に行われました各部合同卒業式・修了式では、答辞には看護学科の女性でした。

袴姿の可愛い看護学生さんでした。私は、看護学部の学生さんが代表ということがとっても嬉しかったです。

座席が私の隣でしたので、答辞を読み上げた後、「とってもお上手に大役を果たされましたね」と声掛けると、「ほんとですか、ありがとうございます。」と。ほっとされたこともあったかと思いますが、とても素直なお嬢さんでした。

今日1日、とても長い1日、感動した1日、幸せな1日でした。

私にお力添えをくださいました皆様、ご指導を頂きまして本当に有難うございました。

Copyright© Tatsue YAMAZAKI